時計 2

 

まとわりついていた時間を

掌にのせてみる

猫の目  魚の目  ・・・

人の目 を取りもどして

見えないはずの時間を まわしてみる

 

コツコツ トツトツ ・・・ と

昔の時間が刻まれていて

ぬらぬら こねこね

さて ここで

つまんでみても 回してみても

はがせないものがあったのだ

 

さっきから

回り続けていた時間と文字盤をながめている

時計は すっかり

人の顔をして、こちらを見ている  ・・・

おれこそが 本当の顔をしていたのだと

うそぶいていたのは誰か ? ?  と。